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第6話 魔都・新宿

Auteur: 山雨 鉄平
last update Date de publication: 2025-05-22 00:22:06
 勇《いさむ》 千沙都《ちさと》が入社してきたその日の昼休み、ギャラクティカの給湯室で、コーヒーカップを洗いに行った凛太郎は、千沙都とバッタリ鉢合わせした。

「あ、葛原さん…!

 えへへ。来ちゃいました」

「ハハハ… すごい行動力だね、あはは」

凛太郎は頭をかきながら照れ笑いをするのが精一杯である。

「私、必ず葛原さんに恩返しをするって決めましたから。こういうお仕事は初めてですけど、私、根性には自信があるんですよ!葛原さんの役に立てるように頑張りますからね」

千沙都は二の腕を曲げてつくった力こぶを、もう片方の手で軽く叩くポーズをした。…可愛い。普通の男ならイチコロだろう。

「そっか、ありがと。ハハハ…」

凛太郎は、九頭龍の人格が表に出ているときは少し記憶にもやがかかったようになるので、思い出すのに精一杯だが、千沙都にギャラクティカの名刺を渡したのは覚えている。九頭龍としては千沙都から連絡を受けたら梅ケ谷に相談し、仕事を見つけさせるつもりだったのだろう。まさか千沙都がギャラクティカに直接就職してくるとは思わなかった。

「…葛原さん、会社の中では普通の言葉遣いなんですね。な
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